【ヤスルート】 ・前提  少し特殊な業務を請け負う花隈中学校生徒会だが、校長を中心に「現行の特権を持った生徒会組織の存在はかえって生徒の 自主性を損なうのでは」と不要論が出ていた。  長いとまでは言わないが先々代、先代と受け継いできた花隈中学校生徒会を自分達の代で形骸的なものにしたくない。  なにより、自分達なりにプライドをもって問題にあたり、そのために努力もしてきた事を一言で切って捨てられるわけにはいかない。  生徒会の活動は、教師との冷戦も含みだしていた。 ・二日目〜四日目  ヤスは見習いという立場になることによって今までより深く生徒会に関わる事になり、裏にある生徒会と校長 達との確執を知る。 ・五日目  最初は軽い気持ちで言い出したことだったが、主人公と一緒に行動し、心底何らかの形で生徒会に関わりたいと 思い始めるようになったヤスは、自分に出来る事は何か無いかと考えた末、生徒会存続のための署名を集める事にする。 (※ ここでヤスはナビゲートから外れ、ルートが固定される。他の場所に行ったときの会話なども専用のものに)  ところが何も知らない主人公達は、急にヤスが深刻な顔をしてるわ生徒会に来ないわとなったのを深読みし、副会長が いじめすぎたせいだのなんだのと見当違いの心配をしてほっといてくださいと言うヤスを追いかけまわす。 (※ 条件を満たすと六日目に進み、ヤスルートエンディング)  ヤスが自殺する! と思い込んだ生徒会メンバーにより騒ぎが大きくなってしまう。  その事により教師達は生徒会は余計な騒ぎを起こすだけ、と断じ、生徒会を一時解散させることまで言い出す。だが、 今まで主人公が関わってきた生徒達の説得や、ヤスがあつめた署名や、見習いとして見たことをまとめた書きかけの レポートなどを目にした校長は、しばらく様子見を決定するのだった。  結果的にヤスに救われたメンバーはヤスに礼を言うが、ヤスは自分もメンバーの一員であると宣言。改めて会長を目指す 決意を表明する。  おしまい。 【生徒会イベント】  生徒会イベントの目的はヤスルート前提の補足と生徒会内のやりとり(から主人公と周りとの関わりを出す)とし、 ストーリーは存在しません。 ・一日目 オープニング ・二日目 書記からおつかいをたのまれる。 (サブイベント 書類受け取り   校長から書類を受け取り書記に渡すとクリア) 校長からいやみを言われ、憤然とするヤス。 ・三日目 副会長の愚痴を聞く。時間経過中。 副会長いわく、主人公はもっと生徒会に顔を出し苦労をわけあうべき。 とりあえず自分に茶を炒れて肩でも揉んで貰おうか。 会長が雑用? とヤスがぶーぶー言い、副会長と口論に。 書記の仲裁もあり、ヤスが茶を淹れる事に。 不満げな副会長もなかなかの腕前に溜飲を下げる。 ・四日目 書記の書類整理の手伝い (サブイベント 書類整理  会話後、話しかけると発生。手伝うと時間経過中) イベント会話で、書記が体育会系の部活にも同時に所属している事がわかる。 ・五日目 生徒会室でぬいぐるみと戯れる主人公に渋い顔の副会長。 テキパキと仕事をしながら書記がフォロー。 和気藹々とした雰囲気の中、教師がクレームをつけにあらわれる。 渋い顔で応対する副会長。 上記五つのイベントを全部見ていると五日目の終りに、最近よく生徒会室にいるな、と嬉しそうな副会長や お茶組み要員としてしっかり入り浸っているヤスとの会話があり、終わり。 以下、上記案にのっとったキャラクターイメージです。 【ヤス】  一年。主人公を慕う後輩。根っから明るく前向きで、好奇心旺盛。  単純で火がつきやすい、少し近視眼的な直情型。  考えるより行動する方が早いというのが信条で、基本的にあまり物事を深く考えずまず行動する。 「悩みがなさそうだね」とよく言われる事が悩み。  可愛こぶってるつもりはないが、可愛いから仕方ないよね。と思っている。  そういう点で生意気。 【副会長】  三年。冷静沈着を旨とする冷笑家……だが、基本的に育ちがいいため他人を放っておけず結局世話を焼いてしまう。  物事がきちんとしているとホッとするA型気質だが、その対象が人間関係からインテリアにまで広範囲に及ぶため、特に 散らかし屋のヤスからなどは小姑と思われている。  生徒会での主な役割はいわゆる外交。教師側との意見の折衷を行っている。 【書記】  三年。何だかんだで生徒会メンバーで一番太い胆力を有し、放浪癖のある生徒会長や意外とふりまわされがちな副会長を おおらかにフォローしている。  実務にかけては非常に処理能力が高いが、大雑把で細かい事を気にしない性格が災いしうっかりやドジをたまにやらかす。  掛け持ちで体育会系の部活にも所属しているが、なかなか練習時間が取れないので腕前が落ちないか心配している。  生徒会での主な役割はいわゆる内政。資料作成、整理、まとめと文書の管理を一手にこなしている。 お互いへの印象は、 ・ヤス →主人公  崇拝している。 →副会長  口うるさい先輩。口喧嘩で一方的に負けるので何となく苦手意識。 →書記   何を考えてるかたまにわからないけど、たよりになる。 ・副会長 →主人公  補佐すべき対象。補佐したいので、もうちょっと生徒会に顔を出して欲しい。 →ヤス   手のかかる後輩。ヤスのせいで主人公が遊んでいるようにも見えるので、一言物申したい。 →書記   気は合わないが、良き好敵手であり、信頼できる仲間。 ・書記 →主人公  口には出さないが、尊敬している。 →ヤス   いるとにぎやかなので、面白い。 →副会長  もう少し頭がゆるくてもいいのになぁと思っている。 サブキャラ (立ち絵アリ) ・校長  生徒思いの熱血漢。叩き上げの苦労人であり、生徒を全体でなく個人として捉え、一つ一つの意思を尊重した教育をしていきたいと 常に理想を胸に抱いている。  個々を尊重するがゆえに、甘やかす事もない。  子供を、ではなく人間を教育するのだ、というのがポリシー。 (立ち絵ナシ) ・教師  話の嫌われ役的な教師がいたらいいなぁと。